
華やかなネオンと巨大なリゾート空間に囲まれた実店舗カジノ。初めて訪れる旅行者にとって、そこはワクワクする非日常であると同時に、謎や疑問に満ちた未知の世界でもあります。
「カジノのチップってどこで作られているの?」「勝ったら税金はどうなるの?」「服装はどうすればいい?」――そんな旅行者から頻繁に寄せられる「カジノの素朴な疑問TOP7」に、プロの視点からわかりやすくお答えします。
Q1. カジノチップはどこで作られているの?
A. 極秘の認可セキュリティ工場で製造されています。
カジノチップはお金(通貨)そのものと同等の価値を持つため、偽造や横流しを防ぐため最高機密レベルの防犯工場で製造されています。 GPI(ゲーミング・パートナーズ・インターナショナル)やエンジェル・プレイングカードといった世界的一握りの認定サプライヤーが製造を担当。現代のハイバリューチップには、紫外線発光インク、シリアル番号、マイクロRFIDチップ(無線タグ)が埋め込まれており、偽造チップがテーブルに出された瞬間にセンサーで即座に検知されます。
Q2. ラスベガスで最初にできたカジノはどこ?
A. ダウンタウンの「ゴールデンゲート」です。
ラスベガス発祥の地であるダウンタウンのフリーモント・ストリートに1906年に開業した「ホテル・ネバダ(現ゴールデンゲート・ホテル&カジノ)」が市内最古の歴史を持ちます。 一方、現在のメインストリートである「ラスベガス・ストリップ沿い」の最初のメガリゾートとしては、1941年の「エル・ランチョ・ベガス」、そして1946年にマフィアのバグジーが開業した「フラミンゴ」が現在も営業を続ける最古の老舗です。
Q3. 世界で最も売上が大きいカジノ都市はどこ?
A. 中国の「マカオ」が圧倒的世界一です。
長らくラスベガスが世界一と信じられていましたが、2006年にマカオがラスベガスのカジノ総売上を追い抜いて以来、年間収益で世界最大のゲーミング都市として君臨しています。ザ・ベネチアン・マカオやギャラクシー・マカオなど、コタイ地区のメガIRが生み出す熱気は世界最高水準です。
Q4. カジノで勝ったお金に税金はかかるの?
A. 原則として日本での確定申告(一時所得)が必要です。
- アメリカ(ラスベガス等): スロットマシン等で$1,200以上のジャックポットを獲得した場合、アメリカ国税庁(IRS)への申告義務が生じ、原則30%が源泉徴収されます(※日米租税条約の手続きを行うことで還付申請が可能)。
- 韓国・マカオ・フィリピン: 外国人旅行者のカジノ勝利金に対して現地での源泉徴収税はかかりません。
- 日本国内での税務(居住者): 海外カジノで得た純利益は税法上「一時所得」に分類され、年間50万円の特別控除を超えた利益については、日本帰国後の確定申告で納税する義務があります。
Q5. 史上最高額のジャックポットはいくら?
A. 約3,970万ドル(日本円で約60億円!)です。
2003年3月、ラスベガスの「エクスカリバー・ホテル&カジノ」で、ロサンゼルスからバスケットボール観戦に来ていた25歳のソフトウェアエンジニアが、スロットマシン『メガバックス(Megabucks)』にわずか$100を投入したところ、3,971万882ドルのメガジャックポットが当選。これがカジノ史上最高当選記録としてギネス記録に認定されています。
Q6. カジノのドレスコード(服装規定)は厳しい?
A. アジアや米国の一般フロアは「スマートカジュアル」で十分です。
ヨーロッパの格式ある伝統カジノ(モナコのモンテカルロ等)ではジャケット着用が義務付けられますが、マカオ、ラスベガス、韓国、シンガポールの一般フロア(マスエリア)は、清潔感のある私服(Tシャツ・ジーンズ・スニーカー)で全く問題ありません。 ただし、「ビーチサンダル」「スリッパ」「タンクトップ」「サングラス・帽子(防犯カメラ対策)」は入場を断られる場合があるため避けましょう。
Q7. カジノ内の撮影は禁止って本当?
A. 原則「ゲームテーブルや他のお客様の撮影は厳禁」です。
カジノフロアでのプライバシー保護と不正防止のため、テーブルゲームプレイ中のスマートフォン操作や写真・動画撮影は固く禁止されています。エントランスのオブジェや華やかなアトリウム等での記念撮影は許可されている場合が多いですが、テーブルにカメラを向けないよう十分注意しましょう。